京都ちょっとご紹介
鞍馬山
ちょっと足を伸ばして京都の北へ・・・
鞍馬山
約2億6千万年前、海底火山の隆起によって生まれた鞍馬山。
鑑真(がんじん)和上の高弟である鑑禎(がんてい)上人が、宝亀元年(770年)にこの地に草庵を造り、毘沙門天を安置したのが鞍馬寺の創始であると伝えられています。
京都では『天狗さんの住んではるお山』 として親しまれています。
山域全体を鞍馬山自然科学博物苑として、採集を禁じています。
(もちろんゴミは持って帰りましょう!!)
青々とした緑鮮やかな季節は清清しく、紅葉も大変美しく、雪景色も格別。
年中通して美しい鞍馬山です。
仁王門をくぐり、かわいい花びら型(絵柄は随時変わります)の乗車票を手にケーブルで多宝塔へ。往復歩いても行けますが、今回は帰りを徒歩でのご案内です。
そこからは徒歩にて。
少し色づいた"もみじ"
本殿へは約20分ほどで到着します。
お天気の良い日には比叡山も望めます。
本殿の脇にある“奥の院”入口。この先を行けば貴船へ(徒歩約1時間半)。
この参道には、牛若丸が天狗に兵法を教わった木の根道や、清水を汲んでのどの潤したと伝えられる息つぎの水、藤原氏を頼って奥州に旅立つに際し背比べをしたと伝えられている石源義経公背比石(案外小柄だったのです!)など見所いっぱい。鞍馬山全体に牛若丸(義経)縁の遺跡が沢山あります。
奥の院へは次回とし、歩いて山を下ります。
清少納言が「枕草子」の「近うて遠きもの」の中に「くらまの九十九折(つづらおり)という道」と記した九十九折参道を下ると、鞍馬の火祭りで有名なの由岐神社に着きます。
天慶3(940)年、鞍馬寺が御所から鎮守杜として勧請しました。
由岐神社のすぐ側には、義経の供養塔があります。
牛若丸が7歳から10年間住んでいた場所といわれています。
鞍馬山へは、当画廊より徒歩8分の京阪電車三条駅から出町柳駅(約3分)へ、叡山電車へ乗り換えて鞍馬駅(約30分)に到着、 駅からお寺入り口はすぐです。
都会の喧騒から離れ、心身ともに安らぐ大自然に身を委ねてみませんか。
鞍馬、貴船ともに紅葉が大変美しいです。
京都の紅葉スポット
- 曼珠院・鷺森神社・赤山禅院蔵丘洞より京都市バスにて一乗寺清水町(約25分)、徒歩10分
- 曼珠院:江戸時代の代表的な書院建築。桂離宮との関連も深いお寺。春の霧島ツツジも美しい。
鷺森神社:神使の鷺がこの森に群集していたのが名前の謂われの神社。もみじの隠れた名所!!
赤山禅院:陰陽師の神様泰山府君を祀っている。拝殿の屋根には鬼門の魔除け猿が置かれてます。
(万珠院から鷺森神社まで徒歩約13分、鷺森神社から赤山禅院まで徒歩約17分)
- 真如堂・若王子神社・哲学の道蔵丘洞より京都市バスにて約15分
- 真如堂:本堂へは紅葉のトンネル。シンボルの三重塔は真紅の紅葉につつまれます。
若王子神社:哲学の道の南端に建つ静かな山に囲まれたしっとりした神社。裏山は隠れた桜の名所。
(真如堂から若王子神社まで徒歩約25分)
- 西方寺・華厳寺蔵丘洞より京都バスにて約60分
- 西方寺:世界遺産。通称『苔寺』。苔の緑の絨毯に、紅葉が舞い大変美しい。事前予約が必要です。
華厳寺:一年中鈴虫の声が聞こえ『鈴虫寺』と親しまれる。願い事を叶えてくれる幸福地蔵様にお願いを。
(西方寺から華厳寺まで徒歩約40分)
- 仁和寺蔵丘洞より京都市バスにて御室仁和寺駅(約40分)下車すぐ
- 別名「御室御所」と呼ばれ内裏の建物を移築した寺内は御所の雰囲気が漂う。
「御室桜」と呼ばれる遅咲きの桜の名所。寺紋も桜です。桜のモチーフをあちこちで発見します。
紅葉は桜ほど有名ではないようですが美しい。
- 毘沙門堂蔵丘洞より地下鉄東西線京都市役所前駅より山科駅(約40分)下車、徒歩15分
- 創建は奈良時代。宸殿内部の狩野探幽の養子・益信が描いた障壁画・ふすま絵をゆっくり堪能できる。
これほどの大々的な動く絵は、他に類を見ない貴重な文化財。紅葉は素晴らしく、かくれたスポット。
- 大山崎山荘美術館蔵丘洞より徒歩10分の阪急電鉄河原町駅より大山崎駅(約15分)下車、徒歩10分
- 大正初期に建てられた英国風の山荘。園内は広く、手入の行き届いたお庭が美しい。
安藤忠雄設計の美術館新館には、モネの「睡蓮」を常設し、お庭・美術館共にくつろげる山荘。
- 三室戸寺蔵丘洞より京阪電車三条駅より三室戸駅(約30分)下車、徒歩15分
- 花の寺とも言われる通り、つつじ・あじさい・蓮・秋明菊・紅葉など美しい四季を感じるお寺。
宝勝牛がくわえている牛玉の観音様に触れると、勝運に恵まれるそうです。
嵐山・嵯峨方面、永観堂、高台寺、清水寺など、見所は数え切れないほど沢山あります。
普段はひっそりと佇む寺院も、紅葉と桜の時期は非常に混雑します。
あまりに有名すぎるスポットは多くの観光客が訪れるので、ゆっくり歩くことさえできない時もございます。
行かれるのであれば早朝をお薦めします。まだ人気のまばらな時間帯をお選びください。
澄んだ空気と紅葉が堪能できると思います。