須田剋太特集常設展
『人生荘厳』
1906年生まれの氏は、最初具象絵画に取り組み官展等で活躍しだしていましたが、43歳からその後20年近く抽象絵画へと大きく作風を変えます。
それは道元禅師の正法眼蔵との出会いによるもので、この期に氏の絵画人生をその後貫く精神を形作ったと言えます。
そして60歳を回って「絶対矛盾の自己同一・具象も抽象も帰する所は一つ(須田語録)」。として司馬遼太郎との『街道をゆく』、により再び具象の表現へと回帰することになります。またその精神を形にした表現として、晩年は力強い書を多く残しました。
須田語録とは氏が正法眼蔵から、芸術家としてものを創造するということを省みて、悟り確信した言葉で、氏の著書や講演会記録の多くにみられます。
その精神の精華を芸術と呼ぶにふさわしいと思い、私どもでは、4年前の生誕100年展に続き、書を中心に開催いたします。
作品リスト・価格等はメール、又は電話 075-255-2232 までお問合せ下さい。
蔵丘洞主人敬白
主な作品リスト(「魅力の棚コーナー」を含みます)
須田剋太
人生荘厳 94×89cm 軸装共箱
地獄谷線刻仏 51×75cm 軸装共箱
手紙~倭人良寛~ 14×34cm 原稿用紙 直筆封筒有
佐々木和
大豆と鳥 26.5×21cm 額装
ナカムラ徹
可立而待也A 29.5×20.5cm 額装
山本容子(版画)、柴田大輔(ペン画)、前田有加里(日本画)、堀川理万子(アクリル)など、作品は他にもございます。
価格等はメール、又は電話 075-255-2232 までお問合せ下さい。
開催概要
須田剋太特集常設展
- 日時:
- 2010年7月1日~31日
(日祭日休廊) - 会場:
- 京都・蔵丘洞画廊(〒604-8091京都市中京区御池通寺町東入ル)