絵と人に出逢う
95歳・上田泰江の絵画が髙島屋に
画廊を閉めて、やり残したことがあるとずっと気になっていたのが、上田泰江さんのこと。
日本では所謂美術系大学を出て、若い時から一つ世界を追求し続けて評価されていくのが作家のスタイル。
勿論そのスタイルに異論はないけど、どこか似たようなお上手な仕事ばかりで、もっと自由な美術との関りがあっても良い。
そんな風に思っていた私に運命の出会い、それが上田泰江さん。
行者のように美に向かう老人の生み出す味わいを感じて欲しい。そう思って私は型破りな作家上田泰江を取り上げてきました。
蔵丘洞で展覧会を繰り返すにつれ、その仕事は多くの美術を純粋に愛する方々や、プロの画家の方々に購入していただけるようになりました。
いよいよ日本のグランマ・モーゼスのように、田舎の名もない絵描きが認められる日が近いと信じていましたが、このたび髙島屋さんでグループ展に取り上げて頂きます。
『Unknown World~見慣れた光景とその向こう側』(仮称)
10月15日(水)~20日(月)高島屋 京都店6階美術画廊11月5日(水)~10日(月)高島屋 日本橋店6階美術画廊
11月19日(水)~24日(月)髙島屋 大阪店6階美術画廊
展覧会は平面絵画を中心に立体や陶芸・彫刻など様々な分野の作家とのグループ展です