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白沙村荘

国指定名勝白沙村荘をご紹介


京都画壇 橋本関雪 の邸宅兼画室を記念館にし、平成15年国の名勝に指定されています。
この「白沙村荘」は、関雪自身が設計した庭園(約10,000㎡)です。
大文字山を借景とし、杉木立に石塔や石灯篭、石仏などの石造美術が180点ほど配置されています。文展で出品した「寒山拾得」で特選を取り政府買い上げとなった大正5年に完成。




いかにも日本庭園らしい門をくぐりお庭へ入ると、紅葉を見にいらした観光客で賑わう混雑が嘘のように静かに、ゆったりと、贅沢に観賞できます。




お庭の紅葉も身頃で時折射す光に照らされ美しい。
ちょうど結婚される新郎新婦が撮影にいらしていて、晴れ着姿の花嫁さんが美しく勝手に一枚・・・





邸宅と云えども広すぎる敷地内には、大きな池とお茶室、大きな画室など関雪の偉業を偲ぶだけでなく、京都画壇のかつての面影を後世に伝えているようです。




倚翠亭(いすいてい)内部のお軸
奥様のために作った茶室。
(大変残念ですが2009年3月31日に全焼しました。漏電による火災とみられています。)


昭和に入り関雪の絵に動物がよく登場する。実際に飼っていた動物もよく描いていたそうです。 関雪の描く動物たちは、人格化され崇高な雰囲気をかもし出し、強い存在感を持っているのは、関雪の動物へのやさしい眼差しからなのでしょう。

茶室の隣には、関雪が大作を描くために造った画室「存古楼」




どれも池に面していて季節の移り変わりを感じていたのですね。
2階からは大文字が正面にみえるそうです。(1階は自由に観賞できますが、2階は非公開)


52畳もある


 

杉木立には苔が敷き詰められ光の入り方で見え方が違う


石造美術がいたる所に配置され一日を通して楽しめるお庭

  


 


藪の羅漢


 


 


 


関雪は、海外へ何度も渡っている。中でも中国への興味を強く持ち中国古典にも精通していた。作品にも中国の故事や風俗がよく登場する。
この「白松(白骨松)」も中国から持ち帰ったもの。
乳白色のつるんとした幹が印象的。


 


 

季節によって見え方の違う庭園です。


どんな場所も季節を変えて訪ねてみると前と違う発見があります。
いろんな顔を見せる京都。是非ご堪能下さい。

白沙村荘内では庭園を眺めながら、 大正時代そのままの雰囲気のお座敷でお食事もいただけます。(予約がいるものもあります)
入館しなくても、関雪が昭和初期に建てた洋館がレストランとなっています。


橋本関雪

明治16(1883)年、漢学者橋本海関の長子として兵庫県に生まれ、漢学全般を幼い頃より修める。10歳の頃、京都岡崎で開かれた勧業博覧会で席上揮毫をしたのが評判となり、京都御苑に呼ばれ御前揮毫をする。
東京の谷中に住まい絵画修行を行うが、後に京都に戻り、当時若くして京都画壇の重鎮的存在であった竹内栖鳳の画塾へ入門する。
白沙村荘完成に前後する大正2(1913)年から大正7(1918)年までの間、官展で連続入選を果たし画家としての名声を得る。その後も南画の再興運動や、古典絵画の再評価などを積極的に行い、昭和20(1945)年急逝。享年61歳。



当廊より市バス銀閣寺前駅下車、徒歩2分です。





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